SysdigのManaged PrometheusでGoogle Cloudの監視を容易に

By 清水 孝郎 - MARCH 8, 2023

SHARE:

Sysdig detection malware TeamTNT

本文の内容は、2023年3月8日に VICTOR HERNANDO が投稿したブログ(https://sysdig.com/blog/native-support-gcp-monitor)を元に日本語に翻訳・再構成した内容となっております。

Google Cloudは、アプリケーション、サービス、インスタンスを監視するための独自のメトリクスを提供しています。メトリクスの数は膨大で、GCPの監視用だけでも1,500種類以上あります。これは素晴らしいことですが、このような数を扱うことは、圧倒的に難しいことでもあります。本当に必要なメトリクスをフィルタリングし、引き出し、探索し、保存することは、非常に時間のかかる作業であり、大きなチャレンジとなります。

GCPは独自のPrometheusマネージドサービスを提供しており、GCP Prometheusのメトリクスや、他のエクスポーターからスクレイピングしたいようなメトリクスの収集と探索に使用することができます。これは別の製品なので、独自の価格モデルを持っています。

Sysdigは、この過剰な負担を軽減するお手伝いをします。

本日、Sysdig MonitorのGCPメトリクスサポートの一般提供を開始しましたので、お知らせします。GCPアカウントを接続し、インテグレーションを有効にするだけで、すぐにGCP監視の恩恵を受けることができます。



Sysdig Monitorでマルチクラウドを監視する

マルチクラウド統合モデルのおかげで、Sysdigのお客様は、AWS、Azure、GCPのワークロードとサービスを1つの画面から簡単に監視することができます。

お客様自身のアプリケーション、サービス、PrometheusのメトリクスをKubernetesやクラウドのコンテキストと関連付けることが、余分な手間をかけずにできるようになりました。

GCPメトリクスを取得するためのエクスポーターやその他のサービスの世話は忘れてください。すべてSysdig Monitorが処理します。Sysdig Monitorがサードパーティのアプリケーションやサービスと連携するのと同じように、GCPインテグレーションでも完全にスムーズなエクスペリエンスを提供します。



GCP アカウントを Sysdig Monitor とうまく連携させるために必要なすべての手順は、ステップバイステップのウィザードで提供されています。Sysdig Monitor で GCP をインテグレーションし、監視することの利点は、定義済みのアラートと、GPC サービスを監視しトラブルシューティングするためのアウトオブボックスのバンドルです。



これらのほかにも、Kubernetesやクラウドのメトリクスを充実させたり、メトリクスを自動的に取り込んだりするなどのメリットがあり、Sysdigがサポートと保守を行っています。もう、これらのことに時間を費やす必要はありません。むしろ、最も重要なこと、つまりビジネスのために時間を使ってください。


GCPのインテグレーションは簡単です。数分後には、お使いのクラウドインスタンスやサービスから多くの情報にアクセスできるようになります。



始め方

GCP監視インテグレーションが利用可能になりました! GCP PrometheusのメトリクスをPullしたい場合、以下のいくつかのステップを踏むだけです:

1. Sysdig Monitorパネルで、Integrations を開き、Cloud Metrics をクリックします。
2.  Add Account をクリックして、クラウド・インテグレーション・アシスタントを起動します。
3. GCPを選択し、Organization(組織)かSingle(単一)かを選択します。これは、Organization(組織)全体とSingle(単一)プロジェクトのどちらを接続したいかに応じて選択します。



4. 指示に従って、このクラウドインテグレーションを構成します。



5. 数分待って、新しいアウトオブボックスのGCPダッシュボードを確認します。

利用可能なGCPインテグレーション(キャッチーなタイトルだと ”これらのインテグレーションでGCPをより深く理解する”)

この新しいリリースでは、Sysdigは、GCP Cloud MySQL、PostgreSQL、またはSQLサーバーインスタンスの健全性とパフォーマンスの確認から、GCPコンピュートエンジンインスタンスが適切に動作していることの確認まで、GCP向けの一連の新しいインテグレーションを用意しました。Sysdig MonitorポータルでGCPインテグレーションを設定すると、数分後に定義済みのアラートとアウトオブボックスの新しいバンドルが自動的に表示されます。

まとめ

GCPとSysdig Monitorのインテグレーションは超簡単です。この新しいインテグレーションのおかげで、数分で独自のGCPサービス・メトリクスを保存し、探索できるようになりました!

AWSAzure、GCPなどの主なパブリッククラウドプロバイダーは、マルチクラウドのSysdig Monitorプラットフォームとインテグレーションされています。クラウドネイティブなワークロードの監視やトラブルシューティングだけでなく、独自のクラウドプロバイダーのメトリクスも利用することができます。Sysdig Monitorでは、すべてが身近にあります。すべてのクラウド環境を一箇所で完全にコントロールすることができるのです。

Sysdig Monitorの無料トライアルはこちらからご登録ください。Kubernetesのトラブルシューティング、マネージドPrometheus、コスト最適化などの機能もぜひご覧ください。